CKAD合格までの勉強方法
はじめに
CKADを受けてみた。なんとか受かることができたので CKADとは何かというところから勉強方法までまとめてみた
CKADについて
CKADとは
Certified Kubernetes Application Developerの略。CNCFが作成したKubernetesを使用してアプリケーションを動かす開発者向けの認定試験。(クラスタ管理者向けはCertified Kubernetes Administrator(CKA))
Kubernetesでのクラウドネイティブなアプリケーションのデザイン、ビルド、設定、公開ができることを証明する試験と試験概要に記載してある
Kubernetesクラスタとターミナルが与えられてリソースを操作するほぼ実務的な試験
試験概要
試験時間は120分、問題は20問で、合格ラインは66%
参照できるドキュメントは https://kubernetes.io/docs と https://github.com/kubernetes/ のみ
申し込みや注意事項が書いてあるHandbook、試験官とのチャットは英語だが、試験の問題文は言語選択が可能
申し込み方法
linux foundationのページから申し込める
試験費用は$300です。試験に落ちても一度のみ再度受けることができる
基本情報入力の後に日程決めや、使用している環境が試験にふさわしいかのチェックなどがある
試験での違反行為や試験前に試験官がチェックすることなどが申し込み時にダウンロードできるHandbookに書いてあるので読む
試験本番
試験15分前から試験を受けることができる
試験開始ボタンを押すと試験官とのチャットが始まります。パスポート見せたり、デスクや部屋をwebcumで写したりします。そのためデスクや部屋は綺麗にしておく
他の方のエントリにもありますが、翻訳のchromeアドオンなどは使用しても大丈夫だそう。一応試験官に許可を取って使ったほうがよさそう
最後にHandbookにも書いてある注意事項を言い渡され試験が始まる
試験途中に怪しい行為をすると試験を中断して試験官のチェックが入る。自分は姿勢が悪く、下に何か隠してるのかを疑われたのか、webcumで机の下を写せなど言われた。結構ちゃんと見られているので意識したほうが良い
結果
1回目の試験では44%で落ちて、その後1週間勉強して91%で合格した
1回目は圧倒的な対策&時間不足で、リソースをすばやく作れなかったことが原因だった
以下が合格証明書です。560番目ですかね?
合格までに必要な知識、やったこと
合格に必要なこと
Kubernetesリソースの理解。
- 普段からKubernetesでアプリケーションを動かしているなら追加の知識は必要ないかと
簡単なpod/deployment/job/cronjob/configmap/secretを素早く作成できること
- 試験は時間が足りないため、練習次第で早くできるkubenetesリソースのコマンド操作を早くすることが重要。こちらの表が覚えやすい
コマンドのヘルプやkubernetes.ioをすばやく検索して目的の情報に辿り着く能力
わからない問題や配点が低い問題は勇気を持って捨てることも必要
- 実際に91%で合格した際も手を付けなかった問題があった
合格までにやったこと
CKADを既に受けた方々のエントリを読む
基礎的な部分の復習のため、以下の本を読む
CKAD-exercisesをなるべく試験と同じ状況で3周行う
コマンドのヘルプかkubernetes.ioで調べながら行う
素のbashで練習(いつものシェルだと補完やコマンド履歴やsyntaxが効きすぎて試験環境に近くなかった)
まとめ
CKADはKubernetesを使用してアプリケーションを動かす開発者向けの認定試験
試験官のチェックはしっかりしてるので疑われないように注意したほうがよさそう
CKAD-exercisesを試験環境にできるだけ近い環境で何週もするのがオススメ